屋上緑化
■メンテナンス
自然の露地植えとは違い、もっと人工的な場所での植栽なので、管理もより強化しなければなりません。すくすくと育つのは嬉しいことですが、あまりに大きくなってしまうのも困りますので、以下の項目に気をつけましょう。
1.水やり
日常管理の上で一番欠かせません!手間をかけずに「底面かん水法」を用いても、定期的な装置の点検が必要です。
2.掃除
常緑種であってもやはり枯葉はつきものです。排水口の点検、落葉・枯葉の除去を周辺の建物に迷惑をかけないためにもこまめに行いましょう。建物の水被害の原因になるかもしれません。
3.除草
屋上を緑化することによって、鳥や虫が種子等を運んでくるので、新たに草花が生えてきますが、余計に雑草が生えるようならば、マルチングだけに頼らず定期的に雑草取りをする必要があります。また害虫などが付きやすい場合は農薬を散布するのも手段の一つです。その時は、植物や人体に害のない薬品を選ぶようにしましょう。
4.活き活きとさせるために
重量やスペース等の関係上、育ちすぎはあまり良くないので枝葉を定期的に剪定しましょう。肥料や微量元素を与えても◎。虫が付きやすい・病気になってしまった時は農薬散布も必要になります。
■緑化のススメ
ここまで屋上緑化について述べてきましたが、最後に緑化の効果について説明したいと思います。
<温暖化対策>
都市部におけるヒートアイランド現象等温暖化を防ぐのに有効です。
<大気の浄化>
植物には二酸化炭素を吸収し、酸素を私たちに供給してくれます。市街地には樹木を植えるだけの自然地がないので、屋上等を緑化することにより緑を増やし、浄化の効果をより効果的にすることができます。
<省エネルギー(省エクセルギー)>
建物の外壁や屋上を緑化することで断熱材と同じ効果、また紫外線等による建物の劣化防止効果があります。これによりエアコン等省エネ、建物を長持ちさせることができます。
<景観・生態系の保護>
失われた緑を緑化によって回復させ、都市の景観を良くします。また鳥や昆虫の生息域となることで、都市部などバランスの崩れた生態系の回復につながります。
私たちもヒトという、他の動植物と同じ生態系に住む一動物にすぎません。他の動物が棲めないようならば、私たちも棲めないということなのです。
| ホーム | 会社概要 | サービスのご案内 | 資料集 | 質問・相談コーナー | 求人案内 |
| 環境計量証明事業 | |音響ソフト | 音響関係のリンク集 | |