室内騒音レベル(N値)
■評価方法
1/1オクターブバンドの音圧レベルで測定されたデータは、図1に示すように騒音等級の基準周波数特性(一般にN曲線と呼ばれています)が併記されたグラフに転記しN値を求めます。このN値を表1に当てはめ適用等級を求めます。騒音レベル(dBA)
で測定されたデータは、そのまま表1に当てはめ適用等級を求めます。また、求めた適用等級は表2により意味づけられています。
図1の緑色のデータの場合は、L値が最も悪い1000Hzの値が32dBでN-35となります。このN-35は、表1より1級となります。1級の意味は、表2より遮音性能上すぐれている(建築学会が推奨する好ましい性能水準)となります。
図1.建物の内部騒音に関する騒音等級の基準周波数特性
表1.室間音圧レベル差に関する適用等級
建築物 |
室用途 |
騒音レベル(dBA) |
騒音等級 |
1級 |
2級 |
3級 |
1級 |
2級 |
3級 |
集合住宅 |
居室 |
35 |
40 |
45 |
N-35 |
N-40 |
N-45 |
ホテル |
客室 |
35 |
40 |
45 |
N-35 |
N-40 |
N-45 |
事務所 |
一般事務所 |
40 |
45 |
50 |
N-40 |
N-45 |
N-50 |
学校 |
普通教室 |
35 |
40 |
45 |
N-35 |
N-40 |
N-45 |
病院 |
病室(個室) |
35 |
40 |
45 |
N-35 |
N-40 |
N-45 |
表2.適用等級の意味
適用等級 |
遮音性能の水準 |
性能水準の説明 |
1級 |
遮音性能上優れている |
建築学会が推奨する好ましい性能水準 |
2級 |
遮音性能上標準的である |
一般的な性能水準 |
3級 |
遮音性能上やや劣る |
やむを得ない場合に許容される性能水準 |
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